カフェの正社員はきつい?きつい理由7選と辞めるべき人の特徴と転職先の選び方

カフェの正社員はきつい?辞めるべき人の特徴と転職先の選び方
  • URLをコピーしました!

この記事の監修

監修者のアバター        松岡浩二      

スーパーマーケット、生鮮業界、飲食業界など全ての【食】に関わる人の人生に役立つ情報を発信していきます。中の人は現役のスーパーマーケットSVをしています。

カフェの正社員として働き始めたものの、「思っていたよりずっときつい」と感じている方は少なくありません。おしゃれな空間でコーヒーを提供するというイメージとは裏腹に、現場の実態は体力的にも精神的にも消耗しやすい環境が続くことがあります。

カフェの正社員がきついと感じることは決して珍しくなく、飲食業界全体として離職率が高い傾向があることからも、多くの方が同じ状況を経験しています。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)」によると、カフェを含む宿泊業・飲食サービス業では、就職後3年以内に離職した人が大卒で49.9%、高卒で61.6%にのぼります。全産業(大卒31.2%、高卒36.9%)を大きく上回り、産業別で最も高い水準です。

令和5年3月卒の就職後3年以内の離職率は、宿泊業・飲食サービス業で大卒49.9%・高卒61.6%、全産業で大卒31.2%・高卒36.9%であることを示す図

この記事では、カフェの正社員がきついと言われる理由を具体的に整理したうえで、続けるかどうかの判断基準と、転職先の選び方についても紹介します。

\ 業界特化ならではの圧倒的サポート力 /

目次

カフェの正社員がきつい理由7選

給料が低く昇給も期待しにくい

カフェを含む飲食業界は、他業種と比べて給与水準が低い傾向があります。正社員として採用されても、残業が多いのに残業代が適切に支払われない職場もありますが、残業代の未払いは労働基準法違反です。

昇給についても、店長やエリアマネージャーといったポストが空かない限り収入が上がりにくい構造になっていることが多く、年収が長期間横ばいのまま推移するケースも見られます。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、カフェを含む宿泊業・飲食サービス業で働く正社員の月の賃金(所定内給与額)は30万3,800円で、全産業の正社員の35万8,800円より5万5,000円低くなっています。残業代や賞与を含まない、税金などを引く前の額です。

宿泊業・飲食サービス業の正社員の月の所定内給与額は30万3,800円で、全産業の正社員35万8,800円より5万5,000円低いことを示す図

立ち仕事・体力消耗が激しい

カフェの現場はほぼ立ちっぱなしの仕事です。ピーク帯は休憩を取る間もなくオーダーをこなし続けることになり、閉店後の清掃・仕込みまで含めると1日の疲労が蓄積しやすい環境です。

特に開店準備から閉店後作業まで通しで入る日は、立ち続けることによる足腰への負担が大きく、体力的なきつさを感じやすいタイミングのひとつです。

土日祝・連休が取りにくい

カフェの来客が集中するのは土日祝や連休です。そのため、正社員はむしろこの時期にシフトに入ることが求められやすく、友人や家族との予定が合わせにくくなりがちです。

長期間にわたって土日が休めない状況が続くと、プライベートの充実感が損なわれ、仕事を続けるモチベーションに影響することもあります。

厚生労働省の「令和7年就労条件総合調査」によると、年間休日が120日以上の人の割合は、宿泊業・飲食サービス業では13.2%にとどまり、全産業の57.5%を大きく下回ります。製造業は70.9%、小売業は29.2%でした。土日祝に休みにくいだけでなく、年間休日が120日に届かない人が9割近くを占めます。

年間休日が120日以上の労働者の割合は、宿泊業・飲食サービス業13.2%、小売業29.2%、全産業57.5%、製造業70.9%であることを示す横棒グラフ

クレーム・接客ストレスが積み重なる

接客業である以上、理不尽なクレームや無理な要求に対応しなければならない場面も出てきます。1件のクレーム対応がその日の業務全体に影響するほど精神的な消耗につながることがあり、毎日繰り返されると疲弊しやすくなります。

特に繁忙期や混雑時は、通常の接客に加えてトラブル対応も重なりやすく、精神的な負荷が大きくなる傾向があります。

覚えることが多くミスが続くと追い詰められる

ドリンクのレシピ・アレルギー対応・接客マナー・機器の操作・在庫管理など、カフェの正社員が把握すべき業務は幅広くあります。入社直後はミスが重なりやすく、忙しい時間帯に失敗が続くと自信を失いやすい時期でもあります。

慣れるまでの期間に精神的に追い詰められてしまい、早期に退職を検討するケースも少なくありません。

厚生労働省の「令和7年労働安全衛生調査(実態調査)」によると、飲食店で働く人のうち、仕事で強い不安・悩み・ストレスを感じる事柄がある人は84.8%で、労働者全体の67.5%を上回ります。その内容(3つまで)では「仕事の量」が50.9%、「仕事の失敗、責任の発生等」が49.7%で、どちらも労働者全体(26.7%)の2倍近くです。

飲食店で働く人のうち、強いストレスの内容に仕事の量を挙げた人は50.9%、仕事の失敗・責任の発生等を挙げた人は49.7%で、労働者全体の26.7%の2倍近いことを示す2つの横棒グラフ

人間関係がギスギスしやすい

少人数で回すことが多いカフェの現場では、スタッフ間の関係が業務全体の雰囲気に直結します。特定のスタッフとの相性が悪いだけで毎日のシフトが苦痛になりやすく、逃げ場のなさを感じやすい環境です。

ピーク帯にコミュニケーションが荒くなることもあり、慣れていない時期には委縮しやすい状況になることもあります。

キャリアの先が見えにくい

カフェの正社員としてのキャリアパスは、店長・エリアマネージャーといったポストが中心になりますが、ポスト数が限られているため昇進の機会が少ない職場も多くあります。

また、カフェでのスキルが他業種でどこまで評価されるか不透明なため、将来のキャリアへの不安を抱えやすい環境でもあります。

続けるか転職するか、判断の基準

続けることで得られるものがあるか

きつさを感じていても、続けることで得られるものがある段階であれば、もう少し様子を見る価値はあります。接客スキル・ドリンクの知識・現場のマネジメント経験など、カフェで身につくスキルは食に関わる他の職場でも活かせる場面があります。

「3ヶ月後の自分が今より少し仕事に慣れているイメージが持てるか」を問いかけてみると、判断の軸になりやすいでしょう。

体や精神に支障が出ているなら動いていい

睡眠が取れない・食欲が落ちている・職場のことを考えると気分が沈む、といった状態が続いている場合は、続けることにこだわる必要はありません。

正社員であっても、体や精神への影響が出ている状況で無理をして働き続けることは、長期的に見てキャリアにとってもプラスになりません。早めに判断することも、ひとつの選択肢として持っておくことが大切です。

カフェを辞めた後の食に関わる仕事の選択肢

同じ食の仕事でも働き方は全然違う

カフェの正社員がきついと感じていても、「食や接客に関わる仕事自体が嫌いなわけではない」という方は多いのではないでしょうか。

食に関わる仕事はカフェだけではありません。スーパーマーケット・食品工場・給食センター・社員食堂など、同じ食の現場でも深夜がない・週休2日が取りやすい・接客が少ないといった環境が選べます。

スーパーや食品系は日勤・安定シフトの求人も多い

スーパーマーケットの惣菜部門やベーカリー、青果・精肉スタッフは日中の勤務が中心で、生活リズムが整えやすい環境として飲食業界から転職する方もいます。

カフェでのきつさの原因が「休日の取りにくさ」「体力の限界」だった方には、日勤中心・土日休みの求人が多い食品系の職場は検討しやすい選択肢です。

カフェの経験が活かせる職種とは

カフェで培った接客スキルや食品の衛生管理の知識は、スーパーのサービスカウンターや対面販売の職種でも評価されます。ドリンク・フード提供の経験がある方は、惣菜部門や給食の現場でそのまま活かしやすいスキルを持っています。

「カフェの経験しかない」と感じている方でも、次の職場で通用するスキルは思っている以上に身についています。食に関わる仕事の幅は広く、自分に合った環境を探してみることをおすすめします。

また、カフェ以外にも飲食店のきつさは業態によって異なります。居酒屋のバイト正社員のきつさについても別記事でまとめています。

まとめ

カフェの正社員がきついと感じる背景には、給与の低さ・体力消耗・土日休みの取りにくさ・接客ストレスといった、業態特有の課題が重なっています。きついと感じること自体は珍しいことではなく、多くの方が同じ状況を経験しています。

続けるかどうかの判断は「スキルが身についているか」と「体や精神への影響が出ていないか」の2点を軸に考えるとシンプルになります。もし転職を考えるなら、カフェでの経験を活かせる食品・スーパー系の職場は選択肢として十分に検討できます。

日勤中心・安定シフト・未経験歓迎の求人は、食品業界に特化した転職サービスから探すのが効率的です。今の状況を変えたいと感じたタイミングで、ぜひ一度求人を確認してみてください。

まずはどんな転職エージェント・転職サービスがあるのか知りたいという方は以下の記事でおすすめの転職エージェントを比較してご紹介しています。

すぐに転職エージェントに相談してみたい方は私がイチオシのオイシルキャリアがおすすめです!相談は完全無料ですのでお気軽にお問い合わせしてみてください。

\ 業界特化ならではの圧倒的サポート力 /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次